草切り機に取り付ける飛石ガード部品作成

高儀という安価な草刈機に取り付けるため飛び石ガードの部品を3Dプリンタで作成しました。

フィラメントはPETGを使用しています。

うちの庭の草取りが毎年しんどくて、草刈機を使用したのですが、飛び石が酷くていつも鍬とか鎌でやっています。

ナイロンカッターという地面スレスレまで行けるカッターがあるのですが、これが一番飛び石が酷く、ネットで探したところ訴訟問題にもなっているようです。

父親がシルバー人材センターで剪定の仕事をしているのですが、依頼主のお宅の窓を割ってしまうという問題も出ているそうで、2人で作業して、草刈機で草を刈る人、飛び石ガード役の人はついたてみたいな盾を持って作業をするというルールになっているようです。

そのためこれを解決することは私の草取り問題を解決するだけでなく、他でも大きなメリットがあるのではないかと考えて作成しました。

パーツの構成は前後で挟む土台のパーツと、カバーを取り付けるためのパーツになります。

これで周りをプチプチで囲んで、雨が降り頻る中待望の草刈りテストをしました。

結果としては想定通りの役目を果たしてくれました。

草もちゃんと刈れますし飛び石もないです。

一回だけ玄関にヒットしましたが、地面との隙間を開けてやってしまったので、注意してやればそのような事は起きません。

作成手順としては3Dスキャナを使用して草刈機の3Dデータを作成し、それをBlenderと言うフリーのモデリングソフトに取り込んだ後、3Dプリンタの印刷データを作成するという流れになります。

年末にRevopoint Inspireという安価な3Dスキャナを購入し、試行錯誤しながら使用していましたが、最近大分使い方が分かるようになり、今回の部品作成で活用してみました。

既製品に取り付ける部品を3Dプリンタで作成する場合、既製品のデータをモデリングソフトで作成し、それに取り付けられるよう部品データを作成します。

ただ単純な形状のものであれば自力で既製品のデータを作成することも可能ですが、複雑な形状の製品の場合、それを忠実に再現する事は現実的にかなり時間がかかります。

3Dスキャナでスキャンしたデータを取り込んで、それに取り付けられるように部品データを作成した方が、スキャナのコストはかかりますが、非常に簡単に部品データの作成ができます。

現在3回テストのための草刈りをしましたが、草刈機が古すぎてバッテリーがすぐに切れるため、新しい草刈機を購入して、そちらに取り付けられる部品を新たに作成する事にしました。

現在使用中の草刈機は下記の商品ですが、すでに廃盤になっているようで、交換用の交換用のバッテリが買えるかどうかも分かりません。

高儀 EARTH MAN 18V 充電式 2WAYグラストリマー GGT-180LiA

[楽天] #Rakutenichiba

https://item.rakuten.co.jp/mkk21/3803-001535/?scid=wi_ich_iphoneapp_item_share

今日は近所のホームセンターに新しいマキタの充電式の草刈機を買いに行きました。

店長さんが対応して下さいましたが、この部品の写真を見せたら驚愕されていて、これは特許取れると何度も言ってました。

ただ私は特許は取り方も分からないし部品作成に関わる仕事もしていないので、誰かのサポートがない限り取れません。

下町ロケットみたいに特許買取とか使用許諾とかでビジネスになればいいんですけどね。

プチプチを取り付ける前の写真です。
プチプチをインシュロックで固定しました
草を刈った後の様子です