3Dプリンタのエンクロージャーの作成1

6月に3Dプリンタを購入しました。

3Dプリンター自体は4年以上前に購入しましたが、2万程度の安い中華製のもので、しばらく使用しておらず久しぶりに使おうとしたら温度以上の警告が出て、部品交換しても直らなかったため、今の機種に買い替えました。

使っている機種はmingda magician maxです。

32cm x 32cm x 40cmと比較的大きなサイズのオブジェクトが印刷出来ますし、上記ページのSK本舗という会社のサポートもありますので、技術的になかなか敷居の高い機械にはなりますが、前の激安サポート無し中華よりは安心して使う事ができます。

購入直後はトラブルばかりでまともに印刷出来ていませんでしたが、サポートにも助けてもらいながら一ヶ月程でまともに出力出来るようになりました。

3Dプリンタは3次元CADのデータを作成する必要がありますが、私は全く専門外のため知識はないものの、勉強しながら部品データを作成して印刷して使っています。

水耕栽培の機材で使う部品をDIYで作成すると面倒なので、3Dプリンタで作成したら簡単だろうということで購入しました。

ただ少し前に知ったのですが、3Dプリンタは印刷中に素材から発がん性物質が出ます。

下記のように韓国では死亡事故も起きていて、その周りの方も同様に呼吸器系障害が出ています。

日本ではまだ死亡事例があると聞いた事はないですが、フィラメントは世界共通で使用されているものでしょうから、いつ起きてもおかしくないですし、もう起きているかもしれません。

私は購入元に対策について確認しましたが、対策グッズはなく、換気するか印刷中は近付かないといった回答しか得られませんでした。

3Dプリンタが設置している部屋は換気扇がなく、窓を開けると雨が降り込みますので長時間の印刷になると換気が難しいです。

そのため現在は対策をせずに使うのは危険と判断し使用を控えています。

ただ10万近くした機材が速攻で使えなくなるというのもあまりにも悔しいため、何とか対策出来ないか調べたところ、エンクロージャー(箱)の中に3Dプリンタを入れて、HEPAフィルターという空気清浄機で使用されているフィルタを取り付ければ99.7%の発がん性物質は除去できるという事がわかりました。

そのため10月からエンクロージャーの作成を開始しました。

かなり時間がかかり、色々大きな問題はあったものの、本日から何とか使えるようになりました。

丁度今エンクロージャーの部品を印刷しています。

何回かに分けて完成までの経緯を書いていこうと思います。